Xperia rayのデジカメ機能で試し撮りしてみた。
発色にちょっと難がある場合もあるが、評判どおり写りはかなり良いほうだろう。
1万円以下のデジカメの代用にはなるかもしれない。
始めに、スペックをおさらい。
Wikipediaによると
画素数:約810万
レンズ: F2.4
ということだ。
私が撮影したExifデータ等から推測すると、より詳細なスペックは以下のようだと思われる。
センサー | Exmor-R mobile(おそらく1/4インチのIMX111PQ) |
画素数 | 最大800万(3264 x 2448、4:3) |
レンズ | 焦点距離4.1mm(35mm換算30mmくらい?)、F2.4(固定) |
シャッター | 1/8秒~1/6400秒(電子シャッター) |
ISO感度 | オート(80~2000) |
最短撮影距離 | 5cmくらい |
フォーカス制御 | シングル、マルチ(5点)、マクロ、顔検出、無限遠、タッチフォーカス |
測光方式 | 中央重点、平均、スポット |
露出補正 | ±2段(1/3段ステップ) |
セルフタイマー | 2秒、10秒 |
|
ホワイトバランス | オート、曇天、晴天、蛍光灯、白熱電球 |
シーンモード | ポートレート、風景、夜景、夜景ポートレート、ビーチ&スノー、スポーツ、パーティー、ドキュメント |
撮影モード | 標準、シーン検出、スマイル検出 |
手振れ補正 | 有り(オン/オフ可) | ジオタグ | 有り(オン/オフ可) |
ライト | あり |
晴天下で、コンデジ(CANON IXY 410f)と撮り比べをしてみた。
Xperia ray
(ホワイトバランス:晴天、測光モード:平均測光、手振れ補正オン、露出補正-1/3EV)
IXY 410f(画角を近づけるため、若干ズーム)
露出補正を-1/3かけているが、補正なしで撮影した場合でも白トビはしなかった。
ただ、ダイナミックレンジが狭く、ヒストグラム的に明るいほうへ寄った感じになる。
また、一見して分かるとおり、色調が暖色傾向である。
IXYは逆に寒色傾向なのだが、それを考慮してもrayの写りは青が弱く赤が強い。
また、等倍で見ると低ISOであっても色ノイズが目立つ。
これはCMOSセンサの特徴でもあり、画像エンジンの腕の見せ所でもあるが、ソニーのデジカメはノイズが出やすい傾向という印象はある。
青空の部分でコントラストを思い切り上げてみたのがこちら。
キャノンのほうがノイズの塗りつぶし方は上手いようだ。
Xperia ray
IXY 410f
一方、解像は周辺部まで見てもかなり良いほうだ。
画像処理もあるだろうが、レンズ自体の設計も良いのではと思われる。
以下ではIXYの画像はXperya rayと同じ800万画素に縮小している。
中央部分
Xperia ray
IXY 410f
中央下端
Xperia ray
IXY 410f
右下端
Xperia ray
IXY 410f
Xperia rayの画像処理は若干シャープネスが強めであるし、それがノイズと良くない相互作用を起こしている感じもするが、それを差し引いてもなかなか良い写りをしていると思う。
レタッチソフトで色調を補正し、縮小して利用する前提であれば、コンデジの代用になりうると思われる。
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