FOMA携帯生活

実は、先々週からパケ・ホーダイに契約している。
使ってみて思ったのは、「やっぱりネットは定額じゃないと本当の姿は分からない」ということ。

思えばインターネットも、ダイヤルアップで時間で課金されたら使ってられなかった。
ただ、インターネットは会社や大学で無料で使える環境があったから、自宅で使えなくてもインターネットの姿は味わうことができた。

ケータイ・ネットの姿は、残念ながら自分でパケホーダイに加入してみないと分からない。

さて、パケホーダイ２週間で個人的に驚いたケータイ・ネットの姿をちょこちょこ書いてみる。


１．動画が結構使い物になる。

はっきり言ってケータイの動画なんて馬鹿にしてました…。
でも、高画質高音質だけじゃなく、いつでも見られるという便利さも大事なんだなと納得。

ケータイには、WindowsのMedia Playerに相当するソフトがない。
なので、独自のｉアプリをインストールして動画を再生する。
Javaで動画をソフトデコード？？と驚いたけれど、意外と見られる。

中でも、Qlick.TVのプレーヤーの出来がなかなか良い。
比べるとモバイルGyaOのほうはもう一息か。


２．FLASHはなかなか良い。

実は以前は、パケ代を節約するために、画像表示はオフにしていた。
画像がオフだと、FLASHも表示されない。
ｉチャネルのときだけ、画像表示オンに切り替えて使っていた。

パケホーダイにしたので、画像表示は常時オン。
すると、まずｉメニューがFLASH表示になって使いやすくなった。
特に、FLASHの場合、小さな文字が表示できるので、結果的に画面スクロールが減る。
これが意外と便利。
こういう点がFLASHで良くなるとは盲点だった。

ただ、そうは言ってもFLASH対応のページはまだまだ少ない。
なので、便利さを味わえる機会が意外と少ないのが残念なところ。


３．ケータイサイトって独特だねえ。

これまであまり熱心には見ていなかった勝手サイト。
定額にしてから、ちょくちょく見てみるようになった。

すると、インターネットとはちょっと違う「ケータイ・インターネットの世界」があるのだなあと実感した。

なんというか、サイトの作りが今のインターネットと違っている。
感じとしては、９０年代後半のインターネットに似ている。

「ランキング・サイト」なんてものが意外と幅を利かせていたり、
１ページあたりの情報量が少なかったり（これは携帯側の制約だけど）、
文字の横スクロールが多用されていたり。


ケータイ独特のサイトデザイン作法もある。
ページの最後にページトップに戻るリンクがあるとか。
これは上下キーだけでページ内を移動しなければならないケータイゆえのデザインだろう。

逆に、総じてＰＣのブログサイトは携帯から読むには不便な感じ。
このブログもケータイからも読めるのだけれど、ケータイ専用のサイトに比べると今ひとつだ。

ケータイ専用のブログサイトや人気サイトには、ＰＣのインターネットでは聞いたこともなかったようなサイトもあって、ケータイの中だけのアナザーワールドが展開されている感じ。


デザイン以外に、内容そのものもインターネットとはちょっと違っているように思う。
これは、ユーザの年齢層の違いかもしれない。
ケータイのほうが若いのだろう。

ま、今インターネットでブログやらいろいろ書いている人たちも、
１０年前にホームページを開設したころは、若くて青かったんだよね…
（自分もだけど）